9月(長月)の和菓子「月見だんご」

「中秋の名月」

今年の中秋の名月は、9月10日(土曜日)

陰暦8月15日、古来より月の最も美しい日とされ、ススキや収穫物と一緒に月見だんごを供え、月を眺めていました。

お月見は中国の中秋節の影響で始まったものとされています。中国では十五夜に月餅を食べていたのですが、それが日本に伝わって月見だんごを食べるようになったようです。

秋の収穫祭【初穂祭】が基とされていて、月を神さまに見立てて稲の豊作を祈る行事として始まりました。

また、中秋とは陰暦8月15日を表し、仲秋とは陰暦8月の別称となっており、仲秋の名月には十六夜(いざよい)・十七夜(たちまち」・十八夜(いまち)・十九夜(ねまち)・二十夜(ふけまち)などがあります。

昔の人は日々月を眺め、自然への感謝や祈りを捧げていたのでしょう。私たちも日常の喧騒から一時離れて空を見上げてみませんか?

「月見だんご」は関東地方は白い丸いお団子ですが、関西地方は小芋型のお団子に餡を巻いたものになります。当店も餡を巻いたお団子になります。

そして当店オリジナルの「月のうさぎ」は、黄身あんを上用生地で包み形を整え朱色の羊羹で目と耳を描いて可愛らしく仕上げています。毎年人気があるので、絶対欲しい!という方は予約していただくのがオススメです。

だんごは当日中、うさぎは当日入れて3日間の賞味期限ですので、店頭での販売となっております。

「敬老の日」

第3月曜日の9月19日は「敬老の日」、日頃の感謝を込めて和菓子を贈りませんか?

日本では長年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うことを目的として1948年に制定されました。アメリカ・カナダ・中国・韓国でも年長者を敬い、健康を願って敬老の日があるそうです。

日本での歴史は1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で、お年寄りを大切にしその知恵を借りて村作りをしようと敬老会が行われ、農閑期で気候も良い9月15日を「としよりの日」に提唱したのが始まりとのことです。

浪花屋では上用紅白のおまんじゅう、鶴亀のお干菓子、上生菓子など長寿のお祝い向けのセットを販売いたします。

大好きなおじいちゃん・おばあちゃんに心を込めて、皆さんの笑顔と共に届けませんか。

「お彼岸」

今年の秋のお彼岸は9月20日が入りの日で中日は23日、26日が彼岸明けです。

中日にあたる秋分の日は国民の祝日として「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」のが法定の趣旨で、戦前には「秋季皇霊祭」と言われていたそうです。

秋分の日前後の各3日間の計7日間を秋の彼岸と言い、お墓参りなどをします。

当店は、それに合わせて入りの20日~中日の23日まで店頭にて「おはぎ」の販売を行います。

粒あんで包んだものと、中にこしあんを入れて外側にきなこをまぶした2種類をご用意しております。

日保ちは当日中のため店頭での販売のみになっております。

ご先祖様を偲びながらいかがでしょう。