10月(神無月)の晦日餅「りんごとさつまいもの大福」

「りんごとさつまいもの大福」

10月30日、今月の晦日餅は「りんごとさつまいもの大福」

鳴門金時を使ったさつまいも餡に蜜漬けしたりんごを混ぜ入れ、搗きたてのお餅で包んでいます。少し甘酸っぱいりんごと優しい甘さのさつまいも餡の味を外側にまぶしたシナモンパウダーが引き立ててくれています。

ちょっと洋風な「りんごとさつまいもの大福」、緑茶だけでなく紅茶にも合うと思います。

リンゴやさつまいもについては9月・10月の和菓子でお話したので、ここではシナモンについて・・・

シナモンは世界でも最も古くから知られているスパイスで、紀元前2000年以上前にこれを求めてエジプトから航海に出たという記録があるそうです。甘みを引き立てる香りなので、お菓子に使われることが多いようです。さつまいもやかぼちゃにもよく合うのでお料理にも使われていますよね。

シナモンは冷えを取り除き血流を良くする効果や毛細血管の修復効果、発汗・解熱作用や胃腸の働きを助ける作用があるので、漢方薬などの薬にも使われています。アロマテラピーでは、感覚を刺激し自信や寛容さを高める香りとされているそうです。