10月(神無月)の和菓子「小豆たっぷリンゴパイ」「栗もち」十三夜「ぱんぷきんマン」 

「小豆たっぷリンゴパイ」

旬のりんごを蜜煮して、特製粒あんと共にパイ生地で包み焼き上げました。バター風味の香ばしさとりんごの甘い香りが食欲をそそります。召し上がる直前にオーブントースターで少し温めていただくと、サクッと感がちょっと戻ってより美味しくいただけます。試してみてください。

りんごは人が食べた最古の果物とされていて、8000年前からと言われ日本では明治時代から栽培が始まりました。食べやすく世界中で好まれる果物です。栄養価が高いので欧米では「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われています。

りんごはリンゴ酸やクエン酸などの疲労回復、水溶性食物繊維のペクチンは整腸作用・コレステロールの吸収抑制効果、抗酸化作用・脂肪低減作用・老化防止効果の期待されるポリフェノールも豊富に含んでいます。

「栗もち」

こしあんに蜜漬け栗を半粒のせ、羽二重餅で包んでいます。秋の人気の朝生菓子です。

 十三夜

栗と言えば、十五夜・中秋の名月の別名【芋名月】に対して十三夜のことを後の月【栗名月】と呼び、すすきや団子の他に栗や豆をお供えします。今年は10月15日が十三夜にあたり、当店ではこの日も「月見だんご」の販売を行います。

十三夜は十五夜に次いで美しい月とされていて、十五夜にお月見をしたら十三夜も必ず月見をするものとされ、十五夜だけでは【片月見】と呼んで縁起が良くないと言われていたそうですが、現在では十三夜のお月見は少なくなっています。

十三夜は十五夜より晴れることが多いそうで、十三夜に曇りなしという言葉もあるそうです。

「ぱんぷきんマン」

10月31日は『ハロウィン』 ケルト人の一年の終わりが10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられており、同じ時期に出てくる悪い精霊や魔女から身を守るために仮面をかぶり、魔除けの火を焚いていました。

これに因んで31日の夜にカボチャをくりぬいた中にロウソクを立ててジャックランタンを作り、魔女やおばけに仮装した子どもたちが近所を訪ねては「トリックオアトリート」と唱えてお菓子をもらい、パーティーをしたりするようです。

浪花屋では、かぼちゃをたっぷり使った餡をオレンジ色の生地に包んで蒸しあげた蒸し饅頭「ぱんぷきんマン」を10月中旬頃より販売しています。ジャックランタンを描いた個装袋に入っていてハロウィン気分なお菓子です。