11月(霜月)の和菓子「栗むし羊羹」 七五三のお祝い
「栗むし羊羹」
蜜漬け栗がごろっと入った蒸しようかん。
通常の羊羹と違って寒天を使わず、小麦粉・葛・餅粉をベースにしているのでもちっとした食感で、お味もあっさりとした味わいで、一切れのつもりがついつい食べてしまいがちに・・・
実は、蒸し羊羹はようかんの中でも一番歴史が古いといわれています。材料も普通のようかんと違いますが、作り方も、せいろで蒸し固めているなど違いがあります。
通常のようかんとの違いをぜひ食べ比べてみてください。
七五三のお祝い
七五三は子供の無事な発育を喜び、健やかな成長を願って男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳に行うお祝い行事です。
3歳【髪置の儀】・・それまで剃っていた髪を伸ばし始める儀式 5歳【袴着の儀】・・初めて袴を着ける儀式 7歳【帯解の儀】・・それまでの着物に付けられていた紐を取り、帯で締める儀式
宮中や公家、武家社会にあったこれらの儀式が江戸時代頃より町人らに広がり、一般的になったのは明治時代以降とされています。昔は多くの子どもたちが幼い間に亡くなったため、『7歳までは神の内』と言われ、子どもの命は神様の領域にあるとされていました。7歳の祝いには氏神様にお詣りして神の子から人になり、地域の一員として迎え入れられ、氏子となる風習があります。
そんな七五三のお祝いや内祝に使われるのが上用饅頭やお赤飯です。当店ではどちらもご予約承っております。5日前までにご連絡いただけますようお願い致します。なお、賞味期限は上用饅頭は3日間、お赤飯は当日中になっております。
お子さまの健やかな成長をみんなでお祝いしましょう。