7月(文月)の晦日餅「枝豆大福」

「枝豆大福」

今月の晦日餅は「枝豆大福」

枝豆といえば、ビールのお友。夏の風物詩と言えるでしょう。枝豆は未成熟の大豆をさや付きで収穫したものです。その名の通り枝付きのまま茹でて食べたことからそう呼ばれます。未成熟の大豆を食べる食習慣は日本独自の食べ方のようです。

中国では大豆を紀元前から食用として栽培されていたそうで、日本では時期ははっきりしませんが、〈日本書紀〉や〈古事記〉に大豆栽培の記載が見られます。また未成熟な大豆、枝豆として食べられ始めた時期も定かではありませんが、江戸時代中期の文献に鞘葉の柔らかいうちから食したことや、夏に町で枝豆売りの姿が見られたことなどが載っているそうです。

未成熟の大豆といいましたが、今では品種改良によって枝豆に適した専用の種類も開発されています。また、未成熟で収穫し茹でて食用にするので豆類に分類されず、緑黄色野菜に分類されます。大豆は畑の肉といわれるくらい栄養もたっぷり豊富に含まれています。

そんな枝豆をたっぷり使って餡にし、搗きたてのお餅で包みました。これを食べて暑い夏を乗り切りましょう。