12月(師走)の和菓子 「卯の寿」「干支せんべい」

「卯の寿」「干支せんべい」

来年2023年は、癸卯(みずのとう)【卯】の文字は門を押し開けて中に入り込むさまを表したものだそう。十二支の卯は4番目で方角は東、卯の刻は今の午前6時その前後2時間を示し、また和風月名で4月は卯月となります。この【卯】に「うさぎ」をあてたのは庶民に十二支を浸透させるためとされています。

古代中国では月のうさぎは杵と臼で不老不死の薬を作っていて、その薬が日本で餅になったのは、うさぎが帝釈天のために餅つきをしている、うさぎが食べ物に困らないよう餅をついている、満月を意味する望月からきているなど様々な説があります。

当店では無農薬の天然柚子を使った餡を求肥餅で包み可愛らしいうさぎのパッケージに入れた『卯の寿』、干支の焼印を押した玉子せんべいとふきよせを詰め合わせた『干支せんべい』をご用意しております。

 

新年の祝いの席やご挨拶、お手土産にいかがでしょうか。

「花びら餅」

宮中の正月の行事食として用意される菱はなびらが原型とされ、宮中行事「歯固」の祝い(延命長寿を祈って大根、押鮎、餅などの硬いものを食べる)に由来します。ごぼうは押鮎に見立て、みそ餡は雑煮にちなむとされます。今のような菓子として作られるようになったのは明治時代になってからのことです。今では新年のお菓子の定番です。

白みそを使った餡をほんのりピンク色に染め、蜜漬けごぼうと共に求肥餅で半月状に包んでいます。

当店での販売期間は12月29日~年明け1月10日前後頃までとなっております。ご予約も承っておりますので、お声がけください。