12月の和菓子「福の午」「あけぼの」「干支せんべい」「迎春お干菓子」

12月中旬頃より新年に向けたお菓子が順次並び始めます。

年末年始に皆さんで楽しんでいただけるお菓子たちです。

「福の午(うま)」

さっぱりとした甘さの柚子あんを求肥餅で包み、氷餅(餅を凍らせて寒風で乾燥させた物)をまぶしています。来年の干支である「午(うま)」の図入りの個装箱に入れて仕上げています。

来年は〈丙午(ひのえうま)〉 陰陽五行説では『丙』は火、陽の性質を持ち、『午(うま)』も火と陽の性質を持ち、2つが組み合わさった〈丙午〉は陽の火+火の馬で火の性質が重なる干支です。

「午」を「うま(馬)」にあてたのは庶民に浸透させるためだったと言われています。火の性質が重なることや江戸の八百屋お七の伝説などからの迷信で、丙午では結婚や出生数が減少する傾向にあるそうです。単なる迷信にすぎないのですが・・

 

「あけぼの」

「梅の花 こずゑをなべてふく風に そらさへにほふ 春のあけぼの」

梅の花や明け方の空の色、緑の梢や飛んでくる鶯の色を思い浮かべて蒸した浮島生地で、大納言を使った粒あんを挟んだ季節の棹菓子です。迎え来る新年に思いを馳せて、ご家族の集まる年明けや年始の贈り物にいかがでしょう。

ふっくらした生地であっさりとした甘さです。

 

「干支せんべい」

毎年ご好評いただいている「干支せんべい」、今年も来年の干支である〈午(うま)〉馬の姿の焼印を押した玉子せんべいと吹寄せのおせんべいを合わせたお箱をご用意しております。

また、ご進物用に「干支せんべい」と「福の午」などとの詰合せなどもございます。

「迎春お干菓子」

寒梅粉や和三盆糖を使った色とりどりの押しものや、干支や羽子板をかたどった寒天素材のゼリーなどを詰め合わせた千代箱と、袋入りのものをご準備しています。

色や形もさまざまで、目にも美味しいお干菓子です。お正月にちょっと改まってお抹茶を立てて召し上がってみるのはいかがですか。お茶席へのお土産にも最適です。