11月(霜月)の和菓子〈十三夜〉「小豆たっぷリンゴパイ」「栗むし羊羹」〈七五三〉

〈十三夜〉「月見だんご」

今年の十三夜は11月2日(日)、日曜日は定休日となっておりますので、前日の11月1日(土)に「月見だんご」を販売いたします。

日本では古来より十五夜と並び、旧暦9月13日の十三夜も美しい月であると重んじられてきました。後の月と言い、十五夜の芋名月に対して栗名月と呼ばれます。

昔は十五夜の月見をした翌月には、必ず十三夜の月見も行い、十五夜だけでは片月見と言って嫌う風習があったようです。十五夜より晴れることが多く『十三夜に曇りなし』という言葉もあるようです。

他にも仲秋の名月には、十六夜(いざよい),十七夜(たちまち),十八夜(いまち),十九(ねまち),二十夜(ふけまち)と言う言葉もあり、日本人が古来より大事にしてきた自然への祈りや感謝の心が今に伝わるものです。

「小豆たっぷリンゴパイ」

10月中旬より販売中の「小豆たっぷリンゴパイ」

お家でもオーブントースターで少し温めて頂くと焼きたてに近い感じに、サクッと感が戻ります。長く温めると焦げてしまうのでご注意を・・・

旬のリンゴを使ったお菓子をお楽しみください。

「栗むし羊羹」

こちらも10月中旬より並び始めた「栗むし羊羹」、秋の味覚【栗】を使った蒸し羊羹です。

こし餡をベースにした小麦粉・葛・餅粉を使用した蒸し羊羹の生地に、蜜漬け栗をごろっと入れて蒸しあげています。

通常の羊羹に比べてあっさりしたお味で、もちっとした食感です。お好みの大きさに切ってお召し上がりください。ついつい食べ進めていくうちに、一本食べちゃった・・・なんてことも。

 

〈七五三〉「上用饅頭」「赤飯」

11月の行事と言えば、〈七五三〉、お子さんの成長と健康を願って行う行事です。古くは男女3歳で〈髪置きの儀〉、男児5歳で〈袴着の儀〉、女児7歳で〈帯解きの儀〉などの成長に合わせて髪型や衣服を改めて祝うしきたりによるものです。11月15日に神社や氏神様にお参りして祈りを捧げます。11月15日になったのは、古代中国の星座で吉凶判断を示す二十八宿の鬼宿日に当たり、何事も祝い事に最良の日であったためとされているようです。

当店では、お祝い事に欠かせない「上用饅頭」「赤飯」を予約販売しております。五日前までにご連絡頂けますようお願い申し上げます。