11月(霜月)の和菓子「栗むし羊羹」「亥の子餅」「小豆たっぷリンゴパイ」
「栗むし羊羹」
蜜漬け栗をゴロっと丸ごと入れた蒸し羊羹です。通常の寒天を使って練り上げた羊羹に比べて、小麦粉や葛,餅粉を使って蒸しあげた羊羹は、あっさり・もちっとした食感で、気付けば一本ペロッと食べてしまえそうです。
秋~初冬にかけての季節商品です。ぜひ羊羹との違いを確かめてみてください。蜜漬け栗の美味しさをあっさりした蒸し羊羹生地が引き立ててくれてます。

「亥の子餅」
粒あんを白ごま入りの羽二重餅で包んでいます。形を整え焼印を使って猪の子どもを模しています。
亥の月の亥の日,亥の刻に食べたのが亥の子餅で、中国の無病息災のまじないとした俗信に基づいて日本でも平安時代に始まり、鎌倉時代には武家にも同様な儀式が広がり、イノシシは多産であるので、子孫繫栄の願いも合わせて、これを食べたそうです。
江戸時代には、コタツや火鉢などの暖房器具を使い始める日が、陰暦亥の月の亥の日と決められており、こたつ開きとか【炉開き】と呼ばれていました。武家は初亥の日、町屋は2番目の亥の日と決まっていたそうです。亥は陰陽五行説で水の性質にあたり火難を免れるという信仰により亥の日に【炉開き】が決められていたようです。
茶の湯の世界でも、亥の月亥の日に春から使っていた風炉をしまって、炉を開けて火を入れ炉開きします。そのため【炉開き】のお菓子には『亥の子餅』が用いられることが多いのです。
そんな古くから親しまれてきた和菓子の一つである『亥の子餅』、召し上がってみませんか?
「小豆たっぷリンゴパイ」
先月より引き続き好評発売中です。特製粒あんと蜜煮したリンゴをパイ生地で包み焼き上げています。お家で召し上がる前に少しオーブントースターで軽めに焼くと、香ばしさとパイのサクッと感が戻り、さらにおいしく召し上がっていただけると思います。