10月(神無月)の和菓子「月見だんご」「栗餅」「ぱんぷきんマン」「小豆たっぷリンゴパイ」

10月6日中秋の名月「月見だんご・月のうさぎ」

今年のお月見〈中秋の名月〉は10月6日です。

現在の十五夜の月見の習わしは、中国で中秋節として月下に酒宴を張り、詩歌を詠じて神酒を供えて祝う行事が、農耕民族である日本人は、古来より信仰的な意味から十五夜を重要視し、月を祀る習慣があり、それらが合わさったもののようです。

秋の実りとその恵みに感謝する収穫祭であると同時に、宇宙の悠久かつ深遠な営みに捧げる意味合いも含まれています。

月見によく供えられる里芋ですが、稲作が始まる以前の縄文時代から栽培が行われ、主食だったとされています。大切な食糧源だった里芋の収穫に感謝する意味も込め、十五夜は別名〈芋名月〉とも呼ばれています。

「月見だんご」は、細長く丸めたお団子にこし餡を巻いています。

「月のうさぎ」は、黄身あんの上用まんじゅうで、可愛らしく紅ようかんで目と耳を描いています。うさぎは10月6日のみの販売で、数も限られておりますので、お早目のご来店もしくはご予約がオススメです。

「栗もち」

蜜漬け栗をのせたこし餡を羽二重餅で包んだ朝生菓子です。

「ぱんぷきんマン」

10月31日は〈ハロウィン〉 ケルト人の一年の終わりはこの日とされ、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていましたが、次期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚火を炊いたようです。

これに因み、カボチャをくりぬいてジャックランタンを作り、魔女やお化けに仮装した子ども達が近所を一軒ずつ訪れて「トリック・オア・トリート」と唱える。家では、カボチャのお菓子を作ったり、子どもは持ち帰ったお菓子でハロウィンパーティーを開いたりします。

そんなハロウィンに因み、カボチャをたっぷりつかった蒸しまんじゅうを作りました。

 

「小豆たっぷリンゴパイ」

蜜漬けした旬のりんごとたっぷりの自家製の粒あんをパイ生地で包み、焼き上げています。

りんごは人類が食した最古の果物で起源は約8000年前といわれています。栄養価が高く、欧米では「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」と言われてきました。リンゴ酸やクエン酸などの豊富な有機酸が疲労回復を促進、また水溶性食物繊維のペクチンには、整腸作用・コレステロールの吸収抑制効果が期待されます。老化防止効果が期待できるポリフェノールも豊富です。